寺泊を実施されている正暦寺さん。
宿坊として仏教の修行体験の流れで日本の文化を体験できる。
ただ仏教の教えはとくが緩く緩く自由度は高い。
肉も魚も使い朝早くからのお勤めなども宿泊客の方と相談しながらゆったりと昔ながらの寺の良さを体験してもらえる。
修行体験としては本堂での座禅や春、秋は竹林での座禅も体験できる。
春の竹林では自然や命の息吹きを纏いながら生える筍と共に清々しい自然と一体になれる。
樹齢数百年の大樹の根元に寝転び大空と大樹を見上げる形式の寝禅体験はちっぽけな悩みを包みこむ雄大な気持ちを思い出させてくれる。

そんな正暦寺さんでの綾部むすび体験は？

筍を美味しく食べてもらいたい。
命の大切さも知ってもらいたい思いから竹林での筍収穫の作業から始め目先の変わった食べものとしてちまきむすびに。

もち米、チャーシュー、椎茸、筍を炒めて蒸し、隠し味に胡麻油とオイスターソース
バランと言う植物で包みむすぶ。
バランも正暦寺の裏山で自生しているものを使う。
チャーシュー以外は全て綾部産の食材を使い、椎茸、筍は正暦寺の自然の裏山で育ったもの。

ちまきを解く際のバランの香り。
もちもちとした食感と共に身近な裏山の自然の恵みを深く味わえる。
住職の玉川弘信さんは普段から檀家さんや近隣の住民の方々に料理を振る舞う食事会を長年実施されている。
調理の腕もピカイチ。

弘信住職は
外国人の方については日本文化を体験してもらいながら日本人の強く持っている考え方としての「お互いを尊重する心」や思いやりなどを知っていただきたい。

日本の方には時間に追われてる毎日をリセットして頂ける様な心の故郷の様な体験を感じて欲しい。

と語る。
1000年の歴史と日本の文化に包まれたお寺での宿泊体験。
深く自分を見つめなおす体験はいかがですか？