この食卓には本来の美しさや素朴さが・・・無くしてはならない生活の何かが載っていると感じる。
「水田家の食卓」は、無農薬の自家用野菜が食卓を彩り、虫や風、草木の声を聞きながら田舎暮らし全体を五感で体感できる、そんな場所。

店主の水田夫妻は移住者で、もともとは京都市内と西宮市で生まれ育つ。
この地に移住し、健康な身体を使い、食べ物を作りシンプルに生きていく。
自然と一体となって暮らす大切さを忘れてはならないとの思いがある。

都会ではしづらい自然と共に生きる生活。
テレビは置かない、夜は会話を楽しみ、食事は動物性の物を控え、自家栽培の米と野菜が中心。
健康と環境のために無農薬で育てた作物は、とても有難く本当に美味しい。
旅行者の方にワクワクした気持ちで訪れていただき、日本の農村地帯の素朴な食べ物や生活を体験して欲しい。

作られたものではなく、自然のもの（雑草なども）、自然の中にある何気ないものは本来すごく美しい。
この場所では、空気や風など全てにおいて自然の美しさを感じる感性が呼び覚まされる。
都会や人の手が加えられ過ぎている場所では、本来の活き活きした自然の美しさはそのまま発せられていないのかもしれない。

宿泊すれば、畑を耕し稲を刈るなど、農家体験ができる。
実ったお米でおむすびをむすぶ体験もできる。

水田家の食卓に訪れ、自然のシンプルな暮らしを体験する事で、何か生きて行くための気づきを感じていただければ有難い。

水田さん一家は、水田家を訪れた方々と何年後かにまた、会いに行ったり来たりできるような、心のつながりを持った関係になりたいと願う。